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webアニメ「無限の住人IMMORTAL第5話感想、その2。



・冒頭ショートムービーは戦国時代のイメージ映像に蝉の絵が交互、8ミリフィルムを回す音のような機械音が被さって虚無僧の絵になる
機械音は時計の歯車の音を表し、戦国時代武士だった男が時の流れを経て虚無僧になったことを表現していると解釈
個人的には旧アニメのように具体的な戦場風景の映像を作って欲しかったが、4話冒頭の幻聴シーンと比べれば気合いの入り方が違うのを感じる
一匹だった蝉が無数に増えるのは閑馬の心が病んでいくことを示しているのか…

・前回の気抜けぶりは何だったのかというほど初っ端から気合いの入った作画
自然風景も美しい
天津の言葉で元気をなくしている凛を茶店に誘う万次

・閑馬登場
映像の質感自体もそうだけど、現れ方の演出も映画的で美しい
しかしこの閑馬の顔と声は老け込みすぎじゃない?

今アニメ閑馬

顔と声はあっているし、見返すうちに馴染んできたけど
・閑馬や万次の口が横に大きく裂けすぎ…
しかし風に晒されたワカメのごとき髪のボサボサぶりの表現は非常に素晴らしい(萌えポイントそこかい)

・原作のやりとりを適宜に省いて、接触、裏切り願望、逸刀流の説明と決裂までを語る
「桁が違う」→「ニヤリ」の流れとか旧アニメよりも原作に忠実だし間の取り方もなかなかのもの
それでも何か、こう…と思ってしまうのは、宇治茶と桜餅の下りを省いたせい…では、なく!
やはり声のせいだろう

・これ自体は非常に味わい深く雰囲気のあるボイスだと思うのだが、やっぱり閑馬の声には、ある種の品があって欲しい
今アニメを見続けている内にこれもありかと思えてくるのだが、その後で前アニメの閑馬編を見ると…やはり「昔はひとかどの武士でした」感が歴然の差
・大名ではないし家老になるほどでもないが、主君と直接関わるぐらいの身分ではあった
声にそれにふさわしい高貴さがあってこそ、ここまで墜ちた惨さも際だつというもの
旧アニメの閑馬は最初の一声でぱっとそれを感じさせた
最初は美声過ぎると思ったが次第に馴染んできたし、終盤ではそれに暗さが乗ってこれ以外無いという閑馬ボイスになっていた
実写版の人は、声はしわがれていても品が全身から滲み出ていたし

・新アニメの閑馬が下品というのではない
公務員としての誇りも規律も持っている(持っていた)けどあくまで下層という印象
伍長と大尉、そのくらいの格差が今回の閑馬と過去の閑馬にはある…いやひどい言い方で済みません
ついでに階級妄想すると、吐は大佐、馬絽は順調に出世していれば少佐、万次は本来は兵卒クラスだけど悪徳上司に剣術を見込まれて引き立てられ軍曹に昇進したイメージ

・あとは単純に、声自体が老け声というのもある

・脚本にも不満が…

・尺に余裕がない割に、前アニメで省かれた「閑馬が万次に逸刀流の理念を語る」下りを描いている
今アニメでは前回の斜凛で天津が凛に既に逸刀流の理念を語っているので、二度手間になってしまう
凛と万次それぞれが独自のルートで逸刀流の理念を知る描写だと思えばいいのか?
・槇絵編の後に持ってきたから、閑馬が黒衣と並んで天津に次ぐ力の持ち主という説明がない
あるいはこれからやるのかもしれないけど
・せっかくすべてのエピソードが出揃った後のアニメ制作で、さらにエピの順番を変えたのにその利点が全然なし
前回の三郎死亡発見メンバーの中からなぜ閑馬を除外した?
入れておけば、閑馬は凶や黒衣と同じ頃からずっと天津の側にいたのに、不死の仲間が現れたと知るや裏切りを決めた、彼にとって不死の仲間の存在はそれほど重いものだったというアピールになるのに
もし入れたら閑馬の本心が視聴者にわかりにくくなると判断されたのか
・前回ラストで天津に旅支度をさせたのに「統主不在時を狙って事を起こす」というようなことはなく原作と同じ裏切るから協力しろ、天津は半月後加賀にいくよ、では何の意味があったのか

・茶店での二人会話シーン、映画や旧アニメでは感じなかったが、今アニメでは両者形は違えど白黒の着物という並びが見た目スタイリッシュで鮮烈

UP万次と閑馬

かぁーっこいい!!
背後の暗がりに沈む黒と浮かび上がる白、異なる形
不死身と人斬りという二つの属性を共通して保持しながら、決して共に歩めない二人を象徴しているかの如し
しかし「心の臓を刺される痛み」という常軌を逸したもので確実に繋がっている…
旧アニメでもこの絵面はあったけど、閑馬の衣服はベージュになっているので印象が薄い
今アニメの絵コンテ担当の方はぜっっっったい意識してこの画面を作られたと思う

感想続きます。
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